新潟県三条市の消防本部は、1日に発生した能登半島地震の対応のため、7日(日)に予定していた三条市消防出初式のすべての日程を中止した。
出初め式は午前9時半から市中パレード、一斉放水、総合訓練、式典、消防車両展示を予定していた。
三条市消防本部は、新潟県隊として1日午後8時から消火隊、救急隊、広報支援隊の3隊の11人、車両3台を被災地へ派遣している。さらに4日午後7時に第2陣が同じ11人と3台で出発すると、一時的に合わせて22人、6台を欠く状態になる。
この状況では出初め式を行うだけの人員も車両も十分に確保できないため、中止を決めた。三条市消防出初め式は新型ウイルスの感染拡大で2020年、21年と中止しているが、大規模災害の対応での中止は前例がない。