「天神」と呼ばれて学問の神としてまつられる平安時代の貴族、菅原道真の命日に2月25日に学業成就や子どもの健やかな成長を願う「天神講」という風習がある。新潟県燕市には天神講に供える菓子を菓子店が作る伝統があり、2月に市内各地で天神講菓子展が開かれるのを前に「道の駅 国上」は、一足早く6日から30日まで合格フェアを開き、天神講菓子をはじめ地元にゆかりの合格を祈願する商品を集めて販売している。
天神講菓子と食品、雑貨を含め10社の25品をそろえた。天神講菓子は、燕・吉田地区の粉菓子と分水地区の金花糖の2種類あり、生菓子も少しある。菅原道真をかたどった500円から、縁起物のだるまやタイ、ネコ、ニワトリなどをかたどった天神講菓子のかご盛りのセットもある。
ほかにも菅原道真のチョコレート、サブレ、ふきん、キャンドルのほか、道の駅国上オリジナルのもちのように粘り強く受験に取り組んでもらおうと合格祈願ごまもち、菅原神社で祈りした合格祈願米、すべりにくい合格祈願ばしなどがある。
道の駅国上2月に市内各地で天神講菓子展が開かれるが、2月では大学受験に間に合わないことから、道の駅国上は毎年、前倒しで合格祈願フェアを開いている。問い合わせは道の駅国上(0256-98-0770)。