米大リーグのロサンゼルス・ドジャースに所属する大谷翔平選手から全国の小学校に寄贈したグローブが新潟県燕市にも届き、市内15小学校すべてに右利き用2個と左利き用1個の1セットずつ届けている。
野球が盛んな粟生津小学校(須玉研一校長・児童95人)は12日、贈呈式を行った。全校児童が集まった体育館で燕市教育委員会学校教育課の長和俊課長から地元の粟生津少年野球団に所属する児童3人が代表してグローブを受け取った。
さっそく粟生津少年野球団の児童で順番にキャッチボールをして使い心地を試した。大谷選手が本塁打を打ったときにかぶるかぶとにならって、新聞紙で負ったかぶとをかぶり、見学の保護者からは「イッツショータイム!」の声援も飛んだ。
キャッチボールを見学していた児童は「ふつうのグローブを使ってるときより楽しそうでした」と感想を話し、キャッチボールをした児童は「大谷選手からもらったグローブなので歴史に残るグローブにしたいし、創立150周年の記念があって最後、思いっきり投げれて良かった」と話した。
粟生津小学校は、福岡ソフトバンクコーチの元プロ野球選手星野順治さん(49)、昨年暮れにオリックス・バファローズから阪神タイガースに移籍した漆原大晟選手(27)を輩出している。
大谷選手からのグローブはひとまず順番に学級で回して児童につかってもらう。