新潟県燕市は、能登半島地震で被害を受けた市民の負担軽減と早期の復旧を支援するため、住宅の修繕、倒壊や倒壊の危険性のあるブロック塀、石とうろうなどの撤去費用に対する支援策を12日から行う。
市内で建物の破損、ブロック塀や石とうろうの倒壊が道路通行を妨げるなど市民の生活に支障が出ていることから、支援を行うことにした。
支援策は、住宅リフォーム助成事業(予算5,000万円)とブロック塀等撤去費助成事業(同2,000万円)の2つの精度を設けた。
住宅リフォーム助成事業は、原則として市内登録施工業者に発注した工事が対象で、住家で補助額20万円、非住家で10万円を上限に対象工事費の2分の1を補助する。
ブロック塀等撤去費助成事業は、ブロック塀や石灯ろうの組積工作物で市内業者に発注した工事が対象で、補助額10万円を上限に対象工事費の2分の1を補助する。
問い合わせや詳細は営繕建築課建築指導係(電話:0256-77-8282)へ。1月中は土、日曜の午前9時から午後4時まで臨時窓口も開設する。
また、能登半島地震に関する各種相談窓口も開設している。窓口は、相談窓口の開設(防災課 電話:0256-77-8381)、ブルーシートの配付(防災課 電話:0256-77-8381)、り災証明書等の交付申請受付(税務課 電話:0256-77-8148)、災害ごみの処理の相談(生活環境課 電話:0256-77-8167)。
6日から8日までの3連休は、市役所に臨時相談窓口を開設し、来庁281件、電話99件の計380件の相談があった。相談内容の内訳は、り災証明書等の交付申請受付が来庁170件、電話35件の205件、ブルーシートの配布が来庁9件、電話1件の10件、被災住宅の修繕やブロック塀の撤去等が来庁47件、電話32件の79件、その他が電話のみ7件。地震保険の請求に必要なり災証明書関連が多く5割以上を占めた。