能登半島地震で傾いたごみ処理場の煙突の撤去作業が始まる

(2024.1.14)

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新潟県燕市にある燕・弥彦総合事務組合(管理者:鈴木力燕市長)が運営するごみ処理場の煙突が1日の能登半島地震で傾き、14日、傾いた煙突の撤去作業が行われている。

能登半島地震で傾いた煙突の撤去作業
能登半島地震で傾いた煙突の撤去作業

処理施設は、ストーカ炉と流動床炉の2つがあり、それぞれ2基の炉を備える。流動床炉はそれぞれの炉の煙突のうち一方の煙突上部にずれができたが、すでに復旧が終わり、6日から稼働している。

ストーカ炉は傾いた鋼鉄製の内筒(ないとう)を撤去する必要がある。13日から準備作業に入り、14日の正午までに作業を終わる予定だったが、13日は雪のため作業を見合わせ、13日に行う予定だった煙突のいちばん上にクレーンでつり下げるための穴を開ける作業を14日の午前中に行った。

収骨が終わるのを待ち列車が通過しないタイミングを見計らって撤去

内筒のてっぺんに穴を開ける地上55メートルの高所作業
内筒のてっぺんに穴を開ける地上55メートルの高所作業

その後、内筒を曲がった部分から溶断し、400トン級のクレーンでつり上げて撤去するが、隣接する斎場の収骨が終わるのを待って午後2時から作業を再開し、わきを通る弥彦線を列車が通過しないタイミングを見計らって内筒をつり上げて14日のうちに撤去作業を完了させる予定だ。


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