新潟県三条市の八幡宮(藤崎重康宮司)で、14日夜から小正月の15日にかけて奉納された大ろうそくに新年の安寧を願う献灯祭(けんとうさい)が行われる。
ことし奉納される大ろうそくは、八幡宮拝殿に5貫目(約18.7kg)が31社の33本と3貫目(約11.2kg)が1本の32本と、金山神社にた650匁(もんめ・約2.4キロ)が80本。
午後7時から八幡宮で神事のあと、奉納者がろうそくに点火したあと、金山神社で同様に神事のあと点火を行う。
ことしは元日に能登半島地震が発生し、八幡宮も石灯ろうが倒れる被害があった。しだいに頻度は減っているものの、余震が続いている。
ろうそくが点火しているときに地震が発生してろうそくが倒れる被害が出る可能性もある。拝殿には以前から消火器2本を用意しているが、ことしは消火器を設置していなかった金山神社にも新たに設置するなど警戒する。
能登地震に続いて羽田空港事故も発生し、新年を祝うムードにはなく、献灯祭で込める平穏な1年の願いは強くなる。