新潟県燕市粟生津地区の小正月行事「塞(さい)の神」が14日、地元の粟生津小学校で行われ、好天の恵まれて例年になく多い約250人が参加し、塞の神の炎に子どもの健やかな成長や学業成就を願った。
粟生津地区協議会(今井文幸会長)が主催。お楽しみ抽選会を行ってから地元長楽寺の住職の祈とうのあと高さ5メートルほどある塞の神に点火した。
習字作品などを一緒に燃やすと書の腕が上がるとされ、塞の神の外側には「冬の山」、「良寛禅師」、「平野展望」などと書かれた書き初め用紙が下げられ、正面には関係者で手作りしたしめ縄も飾った。
地元長楽寺の住職の祈とうのあと、塞の神に塩と酒をかけて清めたあと、10人ほどで先端に灯油を染み込ませたタオルを巻いたタケに火を着けて塞の神に点火した。
あっと言う間に塞の神はあっと言う間に炎に包まれ、時々、塞の神の骨組みのタケが爆発する大きな音が響いた。火が収まったらスルメをあぶって焼いて持ち帰った。