昨年に続いて下水道マンホール合格祈願お守りを無料で配布している新潟県加茂市は、2月11日に行われる看護師国家試験を前に12日、加茂暁星高校看護専攻科2年生37人にこのお守りをプレゼントした。
マンホールのふたはすべて○で、落ちない、滑らないと、合格祈願の縁起物として人気。加茂市では昨年からマンホールをデザインしたお守りを受験生に配布している。
お守りは、キーホルダーなどにできる取り付け穴が付いた形状で、加茂市の花、ユキツバキをデザインしたマンホールのふたの上に「合格祈願」の金文字を配置。合格を願うメッセージを印刷した袋に入れてある。
加茂暁星高校看護専攻科2年生には昨年もお守りを贈っている。12日は2年生を代表して市役所を訪れた笠原美波さん(20)=加茂市=と本間雛衣(すい)さん(20)=新潟市西蒲区=の2人に藤田明美市長からお守りを手渡した。
笠原さんは「患者さんの強みや生きる力、そういう生きたい、生きがいを引き出して、患者さん自身の力でその人なりの健康に向かえるようなサポートをしていけたらなと思う」、本間さんは「患者さんがつらいと思ってるときに患者さんに寄り添い、退院後も健康に生活できるように、退院前からかかわっていけるようにしたい」と話していた。
2年生は全員がほぼ就職が決まっていて、あとは国家試験に合格するだけだ。また、加茂市ではお守りを500個作成し、加茂市内の中学3年生に約200個配布したほか、3月29日まで市役所2階の上下水道化の窓口で配布しているが、なくなりしだい終わる。