茅原クリニックが出番がなくなったピアノを三条市中央公民館音楽視聴覚室に寄付

(2024.1.19)

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産婦人科の茅原クリニック(新潟県三条市東本成寺)は、使わなくなったアップライトピアノ1台を三条市中央公民館で活用してほしいと19日、茅原保院長が三条市役所を訪れて滝沢亮市長にピアノの目録を手渡した。

三条市中央公民館にピアノを寄付した茅原クリニックの茅原院長(右)と滝沢市長
三条市中央公民館にピアノを寄付した茅原クリニックの茅原院長(右)と滝沢市長

クラシック愛好者の茅原院長。2020年春まで月2回ほどのペースで院内で妊婦向けに県内のプロレベルの演奏家を招いて声楽や器楽のクラシックコンサートを開いた。

新型ウイルスの影響でコンサートが開けなくなり、昨年4月にはお産をやめた。妊婦が大勢、集まることもなくなり、今後もコンサートを開く機会もないだろうと、出番がなくなったコンサートに使っていた院内のピアノを寄付して三条市中央公民館の音楽視聴覚室で使ってもらうことにした。


滝沢市長に目録を手渡す茅原院長
滝沢市長に目録を手渡す茅原院長

音楽視聴覚室には、三条市中央公民館が開館した1981年(昭和56)に導入したと思われるピアノがあるが、それからすでに43年。茅原院長は「さすがに大活躍したんだけど、古くなってちょっと専門家に言わせると、あのピアノ、古いよねって話は前からあった」。

今の三条市中央公民館のピアノは、栄中央保育所に移す。栄中央保育所のピアノは音が出ない鍵盤があり、渡りに船。茅原院長は「練習に使うピアノでもそれなりのレベルが必要で、皆さん喜んでいただければと思う」と妊婦にクラシック演奏を届けたピアノが、今度は三条市中央公民館で演奏者に有効に活用されることを願っている。

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