新潟県燕市の高校生がまちあそびを通してまちにかかわる「燕市役所まちあそび部」は、31日に「新潟空港−北海道・札幌丘珠空港」便を就航する新潟空港を拠点とする航空会社「トキエア」で27日、ワークショップを行い、観光客から燕市に来てもらう仕組みづくりを考え、飛行ルートから見えるスポットを探した。
燕市役所まちあそび部には、約40人の高校生が登録している。ワークショップには燕市の高校2年生にあたる男女4人が参加した。
空港ターミナルビルの外に出て訓練飛行中のトキエアのプロペラ機、フランスの「ATR72-600型機」の着陸を見学し、エプロンに出て機体を間近で観察し、説明を受けた。
客室乗務員の安全管理や運行管理者の運行計画作成について聞いた。高校生は、北海道の人たちから燕市へ観光に来てもらうために、燕市で産業観光ができる冊子を空港に置いてもらう、燕市の企業が北海道へ出向いて高校でワークショップを行う、燕市に関するパワーワードを集めて若者に発信する、ラーメン旅で来燕してもらうプロモーションを展開するなどの提案をまとめた。
燕中等教育学校5年大矢史一さん(17)は、保育園のころから自衛隊のパイロットを夢見ていたが、今は建築業界を目指していた。「航空業界は花形のイメージがあって、今はこういうおもしろいものを見せてもらっちゃうと興味が向いてきちゃったりもするんですけど。ふたつ考えてこれから検討しようと思う」と再び幼いころの夢に傾いていた。