新潟県燕市に伝わる学問の神、菅原道真の命日2月25日に菅原道真などをかたどった独特の菓子を供えて学業成就や子どもの健やかな成長を願う「天神講」という風習を照会しようと燕市は、プロの声優とアナウンサーの2人の燕市PR大使を起用したPR動画を制作。29日、公開した。
「越後つばめの天神講」のタイトルで3分25秒の動画をYouTubeにアップした。声優の田中秀幸さん(73)によるナレーションとBSNアナウンサーの大塩綾子さん(26)のレポートで、菓子の製造工程や陳列されている色鮮やかな菓子のようすなどをわかりやすく伝えている。
田中秀幸さんは、『名探偵コナン』の工藤優作、『タッチ』の柏葉英二郎、『キン肉マン』のテリーマンなどで声優を担当。妻が燕市出身の燕市をよく訪れているのがきっかけで、2016年に燕市PR大使に就任した。
大塩綾子さんは燕市の旧吉田町出身で2018年にBSNに入社し、20年にアナウンス部へ異動した。2023年に燕市PR大使に就任した。
燕市の鈴木力市長は、2010年の市長就任以来、燕市ならではの天神講に菓子を供える風習のPRに取り組んでいる。今回の動画は、PR大使の影響力を生かして若い世代や燕に移住してきた人などに幅広く天神講を広めたいと企画した。