4日開かれた第72回別府大分毎日マラソン大会で、新潟県燕市出身で燕市スポーツ大使の岸本大紀選手(23)=GMOインターネットグループ=が初めてのマラソン挑戦で2時間8分38秒で3位に輝いた。
優勝はエチオピア出身のワークナー・デレセ選手=ひらまつ病院=で2時間7分58秒、2位は岸本選手と所属チームが同じで青山学院大学でも先輩だった下田裕太選手=GMOインターネットグループ=で2時間8分24秒だった。
岸本選手は燕市分水地区出身で三条高校から青山学院大学へ進んだ。2020年、22年の箱根駅伝での青山学院大学の総合優勝に貢献して、区間賞を獲得するなど鮮烈な走りを見せた。
昨春から大学を卒業してGMOインターネットグループに所属。ことし元日のニューイヤー駅伝では区間16位とふるわなかったが、今回の初マラソンでそれを補って余りある輝かしい実績を残した。
岸本選手は昨年8月23日に燕市スポーツ大使に就任。ことし4月6日に燕市で開かれる燕さくらマラソン大会でゲストランナーを務めることになっている。
鈴木力燕市長など、岸本選手のマラソンでの五輪出場を夢見るファンは多く、その期待感がさらに増す好成績だった。