「プロレスの日」の19日に新潟県三条市の名誉市民、ジャイアント馬場さん(1938-99)の伝記絵本が出版される。それを記念して14日、出版元などの関係者が滝沢亮市長を表敬訪問し、ジャイアント馬場さんのめいの緒方理咲子さんが市内の小学校と図書館に絵本を寄贈する。
■うえをむいてあるこう: ジャイアント馬場、世界をわかせた最初のショーヘイ(Amazon)
ジャイアント馬場さんは三条市出身で昭和史に残るプロレスラー、タレントとして活躍。2016年に三条市名誉市民となった。
伝記絵本はジャイアント馬場没25年企画の『うえをむいてあるこう〜ジャイアント馬場、世界をわかせた最初 のショーヘイ』(303 BOOKS)。坂本九の『上を向いて歩こう』がアメリカの音楽チャートで1位になった約60年前。元プロ野球選手の馬場正平がアメリカのプロレス界を震撼させた。
大谷翔平の前に現れた、もうひとりの「ショーヘイ」の物語。その激動の人生を振り返り、戦後の日本に希望を与えたジャイアント馬場の生涯が絵本となってよみがえる。
児童文学作家、くすのきしげのりさんがストーリーを書き下ろし、『神田ごくら町職人ばなし』が注目されている若手漫画家、坂上暁仁さんが絵を担当。ジ ャイアント馬場さんの権利を管理する株式会社H.J.T.Productionの協力で秘蔵の写真が入った「ジャイアント馬場写真館」も掲載されている。
14日は緒方理咲子さん、303 BOOKS株式会社の常松心平代表取締役、株式会社H.J.T.Productionの緒方公俊代表取締役、ジャイアント馬場倶楽部の中條耕太郎会長が滝沢市長を訪問する。