燕市にもジャイアント馬場伝記絵本20冊を寄付、加茂市にも10冊

(2024.2.19)

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新潟県三条市の名誉市民で昭和史に残る名プロレスラー、ジャイアント馬場さん(1938-99)を顕彰するジャイアント馬場倶楽部(中條耕太郎会長)は19日、この日が発売日の馬場さんの伝記絵本20冊を燕市に寄付した。

左から小林教育長、中條会長、鈴木市長
左から小林教育長、中條会長、鈴木市長

19日、会長の中條耕太郎さん(53)が燕市役所を訪れ、鈴木力市長に伝記絵本を手渡した。燕市では15小学校すべてと図書館などに伝記絵本を配置する。先に三条市に32冊を寄付しており、このあとも3月1日にも加茂市に10冊を寄付する。

この伝記絵本は『うえをむいてあるこう〜ジャイアント馬場、世界をわかせた最初 のショーヘイ』(303 BOOKS)。ストーリーは児童文学作家、くすのきしげのりさんの書き下ろし、絵は若手漫画家の坂上暁仁さん。「ジャイアント馬場写真館」も収録されている。


19日は、1954年に日本で初めて本格的なプロレスの国際試合が開催された日にちなむ「プロレスの日」で、それに合わせて伝記絵本の出版日それにあわせた。

歓談する中條会長
歓談する中條会長

鈴木市長は、先輩の県職員が捕手として馬場さんのボールを受けていたというエピソードを話し、同席した小林靖直教育長は絵が漫画家ちばてつやに似ているなどと話し、ゴールデンタイムにプロレスが放送していることを知る世代としてプロレス談義で盛り上がった。


三条市スポーツ協会の会長としてスポーツを推進する立場でもある中條さんは、馬場さんもプロレスも知らない世代が増え、「少子化とともに子どもが少なくなり、イコールスポーツを志す人も少なくなってきている」と憂う。

「大谷翔平みたいな別格の人間もいるが、それ以前に三条にはジャイアント馬場という、世界をいちばん最初に極めた人間がいる子どもたちに知ってほししい、それがひとつの目標になれば励みになる」と子どもたちがスポーツに親しむきっかけになることに期待していた。

■うえをむいてあるこう: ジャイアント馬場、世界をわかせた最初のショーヘイ(Amazon)


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