新潟県燕市が2006年に合併して以来、旧分水町で行われてきた分水おいらん道中を全市的なイベントに広げようと燕市観光協会が取り組んでいるが、ことしは県央電気工事協同組合(原田和広理事長)の投光器の寄付により、分水地区だけで行われてきた夜桜のライトアップがことしは燕地区と吉田地区でも行われることになった。
県央電気工事協同組合は、燕市と新潟西蒲区、長岡市の一部地域の電気工事業者68社が加入している。20日、原田理事長ら役員が燕市役所を訪れて寄付する投光器の目録を鈴木力市長に手渡した。
寄付した投光器は、LEDが光源の2000W相当と1500W相当の2種類で24灯。コードなど点灯に必要名設備一式も含め予算55万円で購入した。
燕地区の大曲河川公園に16灯、吉田地区のみなみ親水公園に8灯を設置。これまでもライトアップしている分水地区の大河分水桜土手、JR分水駅と合わせて3月27日から4月14日まで毎晩午後6時から10時まで点灯し、市内4カ所で桜並木がライトアップされ、夜桜を楽しんでもらう。
燕市は合併に伴って旧分水町の行事だった分水おいらん道中をその名称の前に「つばめ桜まつり」と冠し、燕地区と吉田町でプレイベント「さくらフェス」を行うなど、燕市民あげてのイベントにと盛り上げている。
投光器の寄付で市内3地区でライトアップされた夜桜が楽しめることになり、原田理事長は「燕市に活気が生まれる起爆剤になれば」と話していた。