新潟県燕市で新潟市出身の絵本作家、黒井健さんが原画を描き下ろして2012年に生まれたご当地かるた「つばめっ子かるた」を使ったかるた大会が18日、燕市吉田産業会館で開かれた。3人1チームで、幼児12、低学年28、中学年16、高学年8の計64チームの4部門に192人が参加。部門ごとにトーナメントで競った。
「つばめっ子かるた」は、06年に合併して新たに生まれた燕市の一体化を図る「燕ひとつプロジェクト」の一環で生まれた。市民から読み句を募集し、それにあわせて黒井健さんに取材し、原画を描いてもらった。
完成の翌年から毎年、大会を開いて子どもたちへのかるたの浸透を図っており、今では小学生の多くがかるたの読み句を空で言えるほど体に染みこんでいる。
大会では対戦前に自己紹介し、正座して手をひざの上に置き、お手つきをしたら両手を頭にといったマナーを定め、礼節を重んじているのが特徴。マナーを守って子どもたちは耳と目に全神経を集中させて絵札を飛びついていた。
競技場の外側で保護者が声援を送り、わが子のチームが絵札を取るたびに拍手を送り、「落ち着いていけ!」と指示も飛ばした。今年度で廃校になるからか松長小学校の参加が目立ち、昨年の運動会で作ったそろいのオリジナルTシャツを着て団結していた。各部門3位以上と敢闘賞は次の通り。
【幼児の部】[1]スリーボス [2]つぼみ [3]ブルーホエール [敢闘賞]Flower
【低学年の部】[1]ちいかわ [2]チームあつ森 [3]キングフィッシャーズ [敢闘賞]リトル・ラビッツ
【中学年の部】[1]ペンギン [2]なかよし3人組! [3]つばめっ子大好きチーム [敢闘賞]チームにじいろ
【高学年の部】[1]まつこな [2]ミミおんず [3]あんぱんまんぱんまん [敢闘賞]すずらん