新潟県三条市の三条商工会議所青年部(結城靖博会長・会員91人)社会課題解決委員会(笠井誠委員長)では、月ヶ岡特別支援学校(倉上明校長)に通う児童生徒が授業で制作した絵画作品を使って3種類のカレンダーを製作した。
3種類の絵のタイトルと作者は、渡邊亜悠夢(わたなべあゆむ)さんの「魚定食」、中川寧々(なかがわねね)さんの「花火」、小柳祐力(おやなぎゆうり)さんの「七谷のくま」。
カレンダーは企業が年末年始のあいさつ用に利用できるよう、企業の名入れができるようなスペースをカレンダー下部に設けた。
カレンダーは3種類1セット500円で専用ビニール袋に封入してあるが、封入作業は月ヶ岡特別支援学校に委託。委託料は一般的な福祉作業代を大きく超える1個当たり100円に設定した。
販売目標は、法人用で45社の900セットとしたが、最終的には38社の902セットを受注した。
一般販売用には100セットを製作し、こちらは企業名入れ部分に「月ヶ岡特別支援学校×三条商工会議所青年部」の名称を入れ、コラボ作品であることを記した。昨年11月に三条別院で開かれた三条マルシェなど、数回に渡ってブース出店し、76セットを販売した。
すべての販売が終わり、作業工賃として10万4,900円を支払い、諸経費を差し引いた利益14万6,072円は事業協力金として月ヶ岡特別支援学校へ贈り、2月20日、笠井委員長から倉上校長に目録を手渡した。
この工賃と事業協力金は、月ヶ岡特別支援学校の芸術活動費用として活用される予定だ。
記事提供:三条商工会議所青年部