全国でホテルネットワークを展開する総合都市開発のアパグループ(元谷一志CEO・本社:東京都港区赤坂3)は28日、アパホテル〈新潟 燕三条駅前〉増築工事の計画地(新潟県燕市井土巻3丁目201-1、201-2)で起工式を行った。増築により客室は300室となり、2025年6月の開業を予定している。
起工式では神事のあと、アパマンション株式会社の元谷拓代表取締役は、燕三条は洋食器で有名なまちで、アパ社長カレーを30個購入するともらえるアパ社長カレー専用ゴールドスプーンも燕三条で作っていることを話した。
さらに、となりの新潟市では、新潟駅前大通に分譲マンションTHE PREMIERE〈新潟駅 万代〉とアパホテル&リゾート〈新潟駅前大通〉を併設したビッグプロジェクトも行ってにぎわっている。
新潟は昔から東京都と新幹線による大動脈があり、新潟市と長岡市はアパグループが、分譲マンションを多く供給してきた実績のあるエリア。石川、富山、福井、新潟の北陸4県はアパの地元という感覚をもって取り組んでいるエリア。
「よりよいまちづくりには、観光立国日本を目指すための受け皿として、新しいホテルを作ることが最も起爆剤となると思う。地域かいわいの皆さまとおたがいにWinWinの関係になれるように、地域の方々と連携をしてまちを発展させていくためのシンボル的なホテルを目指してアパグループ社員一同、力を合わせて取り組んでいきたい」と述べた。
このホテルは、上越新幹線・燕三条駅から徒歩4分、北陸自動車道の三条・燕I.Cから車で10分と交通が非常に便利な立地。燕市と三条市からなる燕三条地域は「職人の町燕」、「商人の町三条」と言われ、刃物関連などを主体とした金属製品や金属洋食器、金属ハウスウェア、プレス金型を主力製品として扱うビジネス需要の取り込みが期待できる。
燕三条駅から1駅で新潟市最大の旅客ターミナル駅、新潟駅へアクセスでき、上越新幹線や日本海縦貫線などの広域輸送や鉄道以外の高速バス、市内循環バスなどの公共交通機関の拠点にもなっている。
そのため新潟市内の中心部に位置した1万人収容可能な「朱鷺メッセ」でのコンサートや展示会の利用目的として、また野生のトキが生息し佐渡金山としても有名な観光地、佐渡島を結ぶ新潟港までのアクセス、さらに日本三大花火大会のひとつと言われる長岡市・長岡まつり大花火大会の会場に近い長岡駅も新幹線で1駅となり、さまざまな需要に応じることができるビジネス、レジャーの主要拠点として利便性に優れた立地となっている。
今回の増築で既存棟が11階建て124室、増築棟が14階建て176室で計300室のホテルとなり、新潟県内では計9棟、2,169室となる。設計は株式会社町設計、施工は熊谷組・水倉組共同企業体、デザイン監修は株式会社辻本デザイン事務所が担当し、2025年6月の開業を予定している。