段ボール箱製造の株式会社西山カートン(西山徳芳社長・新潟県三条市西潟)は28日、災害時に避難所で活用できる段ボール製ベッドを20セットを三条市に寄付し、西山社長から滝沢亮市長に目録を手渡した。
西山カートンはこれまでも段ボール製の避難所用パーティション5,500セットを納入しているが、高齢者のベッドがないからと寒さもしのげる段ボール製ベッドを開発した。
段ボール製パーティションに納まるサイズで設計した。段ボール箱6箱を組み立てて並べ、その上に畳1枚ほどの大きさの天板を載せるればベッドが完成。見た目以上に丈夫で、身長162センチの滝沢亮市長はゆったりと足を伸ばして寝ることができた。
避難所用の物資は平時の収納場所が問題になるが、西山社長は「能登半島地震でもロジスティックが問題になったが、弊社で機械と人手があれば半日で数百も作れるように設計した」と話し、「役に立たないでこれが朽ち果てることを祈る。役に立ったら困る」と何よりも災害が発生しないことを願った。
滝沢市長は「地元の企業にこうした心強い方がいらっしゃることを本当にありがたく思っている」と感謝した。