新潟県加茂市の第58回雪椿まつりが4月6日から5月5日まで開かれる。新型ウイルス感染拡大前まで雪椿まつりのいちばん呼び物だったミス雪椿コンテストは、ことしも見送られた。
以前の雪椿まつりは、加茂山公園の野外ステージで行われる雪椿大園遊会がメインだった。その中でミス雪椿コンテストの審査が行われ、ミス雪椿クイーン1人とミス雪椿2人の3人を決め、その後、大通りでミス雪椿パレードをはじめとした市中がパレードが行われた。
ミス雪椿の写真は翌年の雪椿まつりのポスターに使われたほか、越後加茂川夏まつりで大ナイアガラ花火の点火スイッチを押し、警察署の行事に参加したり、加茂市が参加する市外の物産展に出向いたりと、雪椿まつりの象徴的な存在であると同時に、加茂市のPR大使のような役割も担ってきた。
しかし近年は大学のミスコンテストで反対運動が起きるなど、多様性やルッキズムなどの観点から開催は難しくなっている。主催者の実行委員会の実行委員長には藤田明美市長が就いており、今後もミス雪椿を行わないと決めてはいないが、今後も復活の可能性は低そうだ。
ことしは新企画で、4月6、7日と13、14日に加茂山の青海神社や池之端をあかりで彩る「灯し山(ともしやま)」、4月7日にゆきつばき来福茶席、4月14日に春山ハイキングなどを計画。ほかにも加茂川を泳ぐ鯉のぼり、献花祭、ゆきつばきマルシェ、バレーボール大会、思いののパネル展、加茂寄席、加茂レンジャーショーなどが行われる。