新潟県三条市出身のプロレスラー、ジャイアント馬場(本名:馬場正平)さん(1938-99)の伝記絵本『うえをむいてあるこう』(303 BOOKS)が2月19日に出版されたのを記念するイベントの「新潟編」として、ストーリーを書き下ろした児童文学作家のくすのきしげのりさんと絵を担当した若手漫画家の坂上暁仁さんが来県して22日からトークイベントやサイン会が行われる。
■うえをむいてあるこう: ジャイアント馬場、世界をわかせた最初のショーヘイ(Amazon)
303BOOKSが各地で展開している出版記念イベントの新潟編。先に坂上暁仁さんが来県して22日から23日まで滞在し、続いてくすのきしげのりさんが23日から25日まで県内に滞在する。
イベントは22日午後7時から「SANJO PUBLISHING」(三条市本町2-3-1・090-1940-4485)で坂上暁仁さんと303BOOKSの常松心平代表取締役によるトークイベント「三条市のまちの本屋と考える 公認絵本の誕生秘話 いちばん自由な馬場さんの創り方」で始まる。当日参加券が1,000円と1ドリンク付き2,000円、配信チケット1,000円。
23日はくすのきしげのりさんと坂上暁仁さんの2人よるサイン会を、午前10時半からコメリ書房三条店(三条市須頃3-58・0256-33-7877)と午後2時から紀伊國屋新潟店(新潟市中央区万代1丁目5-1 LOVELA万代6F・025-241-5281)の2回行い、それぞれ店舗で購入する『うえをむいてあるこう』に2人がサインする。
夜も午後7時から「まちトープ」(燕市宮町2-26・090-2887-8308)で、くすのきしげのりさんのトークライブ「作家さんと『ものづくり』を語ろう」。料金は1ドリンク付きで3,000円。
24日は午前10時半から図書館等複合施設「まちやま」(三条市元町11-6・0256-32-0657)で、くすのきしげのり氏講演会。くしのきしげのりさんに加え、『うえをむいてあるこう』の出版を発案したジャイアント馬場さんのめいでジャイアント馬場さんの権利を管理する株式会社H.J.T.Productionの緒方理咲子さん、常松心平代表取締役の3人でトークする。入場無料、先着100人で参加は事前申し込みが必要。
■イベントの申込み|まちやま|学ぶ、見る、触れる ? ものづくりのまちの図書館等複合施設
さらに24日午後2時から「くまざわ書店長岡店」(長岡市千秋2丁目278 2階・0258-20-5760)でくすのきしげのりサイン会が開かれる。また、25日はくすのきしげのりさんのラジオ出演も予定されている。
また、終了日未定で「SANJO PUBLISHING」で坂上暁仁『うえをむいてあるこう』原画展、紀伊國屋書店新潟店でジャイアント馬場パネル展が開かれている。
新潟編のイベントを現地でコーディネートするのは、燕市にあるひとり出版社「おむすび舎」代表の霜鳥英梨さん(62)。おむすび舎は、2020年にくすのきしげのりさん作の『たべる たべる たべること』を出版している縁で、『うえをむいてあるこう』の出版には、出版社を探す段階からかかわっている。
霜鳥さんは「くすのきさんは、すごくみ魅力的な本当にいい人で、協力できてうれしい」。坂上さんは今も303BOOKSの社員でありながら昨年8月出版の『神田ごくら町職人ばなし』(リイド社)で注目を集める若手漫画家で、「この2人に会える貴重な機会。2人を広く大勢の人に知ってほしい」と来場を待っている。