16日(土)午後3時半から徳誓寺(新潟県三条市八幡町5-15)で新潟初の北インド古典音楽「ドゥルパド(Dhrupad)」のコンサートが開かれる。
ドゥルパドは、インド最古の音楽と言われ、古代インドから伝わる音を使ったヨーガ「ナーダ・ヨーガ(Nada Yoga)」音のヨーガとも言われる。
エンターテインメントの音楽としてではなく森の中でグルと弟子たちが修行を行い、個人の精神修養のための神聖な祈りの音楽として存在してきた。
インドのサンギートと呼ばれる芸術文化の音楽、舞踊、演劇は、グルシッシャパランパラ(Guru shisyha parampara)と呼ばれるグル(先生)からシッシャ(生徒)に伝えていく伝統。ドゥルパドもまた口伝によって継承されてきた。
単に特定の音楽ジャンルにとどまらないユニバーサルな音楽と言う。
出演者のボーカルは井上想さん。2003年から中川博志にインド発祥の木管楽器、バーンスリーを師事。のちにインドに留学し、The Gundecha Brothersにドゥルパドを師事。インド国内外で演奏活動を始める。
現在はネパールに修行の拠点を移し、同輩のVishal Bhattaraiとともに音楽学校を設立。これまで、伝統音楽が届くことのなかった村の子どもたちや、盲学校などで教えながらドゥルパドの音研究を進めている。
2016年には、学校は師匠よりインド音楽の分校に指定され、Dhrupad Gurukul Kathmanduと名付けられた。現在はネパール、日本と国を越えて演奏会を行っている。
料金は一般3,000円、中高生1,000円、小学生以下無料。参加申し込みや問い合わせは主催の片岡さん(dechiffrer_pedro@yahoo.co.jp・090-7014-4640)へ。徳誓寺(0256-32-4179)でも。