2月19日に出版された新潟県三条市出身のプロレスラー、ジャイアント馬場(本名:馬場正平)さん(1938-99)の伝記絵本『うえをむいてあるこう』(303BOOKS)の出版記念イベント「新潟編」が22日スタートし、ストーリーの児童文学作家のくすのきしげのりさんと、絵の若手漫画家の坂上暁仁さん、303BOOKSの常松心平代表取締役が来県した。
■うえをむいてあるこう:ジャイアント馬場、世界をわかせた最初のショーヘイ(Amazon)
3人は昼に新潟入りし、燕市にあるひとり出版社「おむすび舎」の霜鳥英梨代表がコーディネーター役。霜鳥さんは2020年にくすのきしげのりさん作の『たべる たべる たべること』を出版し、今回の『うえをむいてあるこう』の出版についても、出版社を探す段階からかかわった。
イベントを前に燕三条地域の職人を見学して回った。昨年8月に出版された坂上さんの『神田ごくら町職人ばなし』(リイド社)が注目を集めていることから、燕三条で働く職人の現場もにふれて作品制作の参考にもなればと、見学先を決めた。
燕市伝統の鎚起銅器を製作する「玉川堂」を皮切りに、若手きせる職人の岩浪陸さん、増田切出工場、コロナと回る日程。坂上さんは矢継ぎ早に質問したり、写真を撮ったり興味津々で、きせる職人には「かっこいい」、「自分できせるを買いたい」と目を輝かせていた。
22日のイベントは午後7時から8時半までSANJO PUBLISHING(新潟県三条市本町2-13-1)で坂上さんと常松さんによるトークイベントが行われ、現地と配信で行われ、料金は現地参加チケット2,000円(ワンドリンク付)など。
イベントは24日まで、書店でくすのきさんや坂上さんのサイン会をはじめ、トークイベントが行われる。