新潟県三条市出身のプロレスラー、ジャイアント馬場(本名:馬場正平)さん(1938-99)の伝記絵本『うえをむいてあるこう』(303BOOKS)の出版記念イベント「新潟編」で24日(日)午前10時半から正午まで三条市図書館等複合施設「まちやま」(新潟県三条市元町11-6・0256-32-0657)サイエンスホールで、ストーリーを書いた児童文学作家くすのきしげのりさんの講演会が開かれ、当日も入場できる。
くすのきしげのりさんは1961年生まれで徳島県鳴門市在住で、元小学校教諭。絵本『おこだでませんように』(小学館)や『メガネをかけたら』(同)が青少年読書感想文全国コンクール課題図書になっている。
『おこだでませんように』は第2回JBBY賞受賞。『いちねんせいの1年間シリーズ』(講談社)など200作品を超える著作は海外でも広く読まれている。
講演会では、くすのきしげのりさんに加えて出版社303BOOKSの常松心平社長と馬場さんのめいでジャイアント馬場さんの権利を管理する株式会社H.J.T.Productionの緒方理咲子さんと3人で制作秘話などスペシャルトークショーのあと、くすのきしげのりさんが講演する。
『うえをむいてあるこう』は2月19日に出版され、303BOOKSは各地で出版記念イベントを展開している。今回はその新潟編として、くすのきしげのりさんや絵を担当した若手漫画家の坂上暁仁さんが来県して22日から25日までイベントやサイン会を行っている。
23日夜に燕市・まちトープで行ったくすのきしげのりさんのトークライブでは、くすのきしげのりさんによる『おこだでませんように』など著書の読み聞かせに目を潤ませる人が目立ち、くすのきしげのりさんのストーリーづくりの背景などに来場者は引き込まれていた。
「まちやま」での講演会は入場無料。問い合わせは三条市立図書館(0256-32-0657)へ。