新潟県三条市に拠点を置く全日本テーブル筐体(きょうたい)愛好会(土屋正会長)が2万5,000円、ハンドメイドアクセサリー販売の「よつば堂」(大川原凉子代表・五泉市本町2)が1万6,000円を25日、三条市社会福祉協議会を通じて石川県の能登半島地震義援金に寄付した。
全日本テーブル筐体愛好会は、1980年代ころのゲームセンターや喫茶店にあったインベーダーゲームをはじめとするゲーム機「筐体」を愛好するボランティア団体。17日に三条市総合福祉センターで開かれた「三条こどもフェスティバル」に11台のテレビゲームを設置して来場者から懐かしいゲーム機で遊んでもらった。
このなかで1回100円のチャリティーゲームを2台用意し、クレーンゲームが1万3,700円、もぐらたたきが5,700円の計1万9,400円の収益があった。それに愛好会が開設するYouTubeチャンネルの収益から5,600円を加えて2万5,000円にして寄付した。
愛好会では、これまでもイベントの参加でチャリティーを行い、これまでも糸魚川市大規模災害、熊本地震、ウクライナへの義援金などに寄付している。
よつば堂は1年半ほど前から愛好会のゲーム機を借りて店内にインベーダーゲーム、その後はテトリスを設置。その収益1万6,000円を寄付した。
25日は愛好会の土屋会長(50)とよつば堂の大川原代表(50)が三条市社会福祉協議会を訪れて笹川浩志事務局長に寄付を手渡した。
三条こどもフェスティバルは5年ぶりの開催で思ったほど来場者が伸びなかったが、土屋代表は「来年、再来年と続いていけば定着して子どもにもっと認識されると思う」と話した。
大川原代表は三条市内で開かれたイベントで土屋代表と知り合ってゲーム機を借りるようになった。「ゲーム機のレンタル料は払っているが、せっかくだから寄付に回せるかと思ってたらヒジヤンさん(土屋代表)が毎年、寄付していると聞いて」と寄付のいきさつを話した。