就職情報の提供や人材派遣の株式会社マイナビ(土屋芳明代表取締役 社長執行役員・本社:東京都千代田区)と新潟県燕市(鈴木力市長)は、「地域活性化起業人制度による派遣に関する協定」を締結し、4月からマイナビ従業員1人を新潟県燕市に2年間、派遣し、燕市の職員採用、人材定着の業務を支援する。マイナビが同協定に基づいて従業員を派遣するのは初めて。
人口減少で、燕市の職員採用でも応募者数の減少や専門職人材の不足などの課題がある。人材獲得競争が激化するなかで市政を担う人材の確保、定着のためには、市としての採用力向上が不可欠になっている。
マイナビが燕市と「地域活性化起業人制度による派遣に関する協定」を締結し、従業員を派遣することで、マイナビがこれまで培ってきた採用ノウハウや知見を生かし、燕市の職員採用力向上に向けた支援を行う。
派遣される従業員は、燕市における職員採用活動や人材定着を目的とした研修などの業務全般を担う。具体的には、合同企業説明会への出展、採用ホームページなどを活用した情報発信力の向上に寄与、適切な人材を採用するための面接手法の確立などを目指す。
派遣従業員は人事統括本部人材開発部採用コンサルティング課の渡辺沙織(わたなべ さおり)さん。2016年新卒入社で、青森支社、福島支社で就職情報サイト「マイナビ20XX」などの営業を通して、人事担当者向けに新卒採用におけるコンサルティング業務に約8年間、従事したのち、2024年2月から人事統括本部に異動。現在は、東日本エリアでの新卒採用業務に携わる。渡辺沙織さんのコメントは次の通り。
渡辺沙織さんのコメント
私は出身が北海道、大学で山形、仕事で青森・福島と各地で生活をする中で、地方における人材採用が年々難しくなっている状況を直に感じておりました。東京一極集中となっている今、地方採用においては仕事の魅力だけでなく暮らしの魅力も伝える必要があり、特に暮らしは地方に住むことを考える大きな理由となります。地域活性化起業人として燕市に住むことで今ある地域の資源や魅力を直に感じ、最大限に活かす採用のお手伝いが出来ればと思います。