株式会社コロナ(大桃満代表取締役社長・新潟県三条市東新保)は1日、令和6年度入社式を行い、大卒31人、高卒13人の合わせて44人の新入社員を迎えた。
新入社員は2年前の30人、昨年31人の5割近く多い。とくに大卒は2年前の18人、昨年の17人から、ことしは31人と大きく増やした。
新入社員はリクルートスーツで出席。大桃社長は訓示で「『変わる、そして挑む』をスローガンに、『利益ある成長経営』と『新規領域への挑戦』に取り組むと共に、『持続可能な社会の実現に貢献する企業』を目指し、全社一丸となって活動を進める」と述べた。
企業理念、創業精神の「誠実と努力」とコロナの想い「感謝と感動」、新入社員への期待の3つについて「コロナイズム」を伝えた。好きな言葉の論語の「和而不同(和して同ぜず)」を引き、さまざまな人と協調、協力するのはもちろん、「自身の考えをしっかりと持ち、さまざまな人と意見を交わしながら切磋琢磨(せっさたくま)していくことを期待する」と激励した。
小林一芳代表取締役会長はあいさつで「『つぎの快適をつくろう。CORONA』のスローガンのもと、お客様にさまざまな快適を提供できるよう会社を発展させていきたいと思っている。そのためには若い皆さんの力が必要不可欠。ぜひ皆さんの柔軟な発想と行動力で、会社を発展させてほいい」と期待した。
役員紹介で創業家の内田力相談役は、「お客さまに喜んでいただける、感動を与えられる商品作り、そしてオンリーワン、創業精神の誠実と努力、これを胸に、感謝と感動を忘れずにこれからもそれぞれの業務を頑張ってほしい」と願った。
新入社員答辞で新潟大学大学院自然科学研究科電気情報工学専攻修了の朝倉夏輝さん(24)=三条市=は「お客さまに喜んでもらえる商品やサービスを提供していくためにも好奇心や探求心を胸に仲間たちと励まし合い、協力しながら新たな時代を切り開いていきたい」と述べた。
入社式後の囲み取材で朝倉さんは「学生生活が長かったので、やっと社会人になれたという喜びが大きく、これから頑張っていきたという気持ちであふれている」、専修大学商学部マーケティング学科卒の上田花純さん=新潟市秋葉区=は「言われたことや教えられたことだけでなく、自分で考えて積極的に動いていけるような社会人になりたい」とそれぞれの目を輝かせて話していた。