新潟県加茂市で6日開幕する雪椿まつり前にことしも加茂市の中心地を流れる加茂川の上空を約500匹のこいのぼりが泳ぐ「加茂川鯉のぼり」が行われている。
1989年から毎年行われているもので、加茂市民有志でつくる「加茂川に鯉のぼりを泳がせる会」が主催。西宮橋ー葵橋間の両岸の道路のガードレールを結ぶ10本のワイヤーロープを張り、そこに取り付けられた約500匹のこいのぼりが泳ぐ。
3日に設置作業を行い、5月5日の「こどもの日」まで設置しておく。4日は昼前から風が強まり、こいのぼりがたっぷりと風をはらんで気持ち良さそうに泳いでいた。
小学校は春休み中で河川敷には子どもが目立ち、ことしも加茂川鯉のぼりが始まったと車をとめて見物したり、映える写真を撮ったりする人も。知り合いに出くわしてあいさつを交わす人も多く、お母さんは子どもに「きょうは風があるからみんな泳いでるね」と話していた。
「加茂川に鯉のぼりを泳がせる会」は、昨年に続いて左岸河川敷で大型連休後半の5月3日(金・祝)から6日(月・休)までの4日間、午前10時から午後4時まで「かもこいマルシェ」を開く。出店料は売り上げの10%。昨年は約15万円の収益があり、「加茂川鯉のぼり」に必要な費用を出店料だけでまかなえそうで、出店者を募集中だ。
さらに13日(土)、14日(日)から5月6日(月・休)までの毎週末土、日曜にキッチンカー数台が出店する。「かもこいマルシェ」の詳細や出店申し込みは、「加茂川に鯉のぼりを泳がせる会」の公式サイトから。