新潟県燕市で7日行われた分水おいらん道中を中心に3月23日から4月14日まで「つばめ桜まつり」のイベントのひとつ、夜桜ライトアップが行われているJR分水駅の桜並木は8日、一気に開花が進んで見ごろを迎え、見事な夜桜を楽しませてくれている。
14日までの毎日午後6時から10時までJR分水駅と大河分水さくら並木、道の駅SORAIRO国上の3カ所で桜のライトアップが行われている。
JR分水駅は、改札を入って向かいのホームの大きく枝を広げた桜が並ぶ。それを下から十数基の投光器が照らす。
前日7日の分水おいらん道中が終わったあとでも咲き始め。花は探すほどしかなかったのが、8日夜にはほぼ満開になった。
花の咲きっぷりは見事で、光に照らされた花びらが夜の闇を覆うカーテンのように広がる。見学に訪れた人も切れ目なく、写真を撮ったり、10日まで駅前につばめ商工会青年部が開設している「さくら茶屋」を利用して飲み食いしたりと夜桜見物を満喫している。
10日はJR臨時列車の快速「夜桜Shu*Kura」が運転される。往路は18:13新潟駅発、19:33分水駅着、復路は20:09分水駅発、21:33新潟駅着)の往復。信越本線、弥彦線、越後線経由で運転する。
なかなか桜の開花のタイミングと合わないが、ことしはドンピシャ。10日の新潟の予報は予想最高気温12度と低いが、晴れ時々曇りで、例年になく好条件がそろった夜桜列車となりそうだ。
分水駅では地元有志によるおもてなしで、飲食物販やハンドベル演奏、木やりの披露などが行われる。