5月4日(土)に新潟県三条市で行われる全日本プロレスの興行で、全日本プロレスを旗揚げした昭和史に残るプロレスラー、三条市出身のジャイアント馬場(本名・馬場正平)さん(1938-99)の没後25年特別試合が行われる。その試合に出場する青柳優馬(あおやぎ ゆうま)選手(28)が12日、滝沢亮三条市長を表敬訪問して興行をPRした。
4日の興行は、午後5時から三条市厚生福祉会館で開かれる「チャンピオン・カーニバル2024」。その7試合のなかで「ジャイアント馬場没後25年スペシャル6人タッグマッチ」が行われ、青柳選手が出場。宮原健斗選手らのタッグと対戦する。
青柳選手は全日本プロレス史上最年少五冠王者。白いシャツにめがねをかけ、プロレスラーであることを外観で主張しないソフトなスタイルで三条市役所を訪れた。
ジャイアント馬場さんは三条市名誉市民の称号もある。青柳さんは「ジャイアント馬場さんのタイトルがついた試合なので非常に緊張している。馬場さんも見守っていると思うので、こいつは何をやっているんだろうと言われないように来場の皆さんにも楽しんでもらえるように頑張りたい」と話した。
大学時代は学生プロレスでならした滝沢市長は「圧を感じているような話もあったが、プロレスラーにとっても“超”のつくような大先輩。皆さんが全日本プロレスの聖地、ここ三条で大型連休に試合ということで、私も見に行きたい」と歓迎した。
青柳選手は行く先々で滝沢市長が学生プロレス出身と聞き、「三条市はプロレスに理解があるまち。僕が回ってるところはちょっとアウェイ感があると思う。だから初めてホームに来た感じ」と盛り上げた。
ほかにも全日本プロレスに入った当時は分裂騒動ががあって練習生が誰もいなくてチャンスだと思った、合宿所には馬場さんの絵が飾ってあり、「それを見て馬場さんがいると思って、最初の数日は寝れなかった」といったエピソードも話していた。