「道の駅 良寛の里わしま」(久住郁夫駅長・新潟県長岡市島崎)は、地域の魅力を付加価値とした新しい商品開発の一環で13日、100%長岡市越路産そば粉を使用した香り高い十割そばの提供を週末など限定で開始した。
新型ウイルス感染症の影響で食事メニューの提供を休業していた「和らぎ家」を会場に、週末の土、日曜と祝日限定で午前11時半から午後3時まで提供する。
十割そばのざるそばが税込み1,000円、季節の野菜や山菜の天ぷらを付けた天ざるが1,500円。また、保存容器入りの2人前の生そば1,000円も販売している。ほかにコーヒーやジェラートの用意もある。
十割そばは、契約農家の有限会社越路ファームリンクル(長岡市飯塚)が栽培する長岡市越路産そば粉だけを使用する。
ふのりなどのつなぎを使わずにそば粉だけを使う十割そばは、つなぎがない分、伸びにくく、打つのが難しい。安定してめんを打つために株式会社グラスワーク(三条市嘉坪川2)の製麺機「麺打ち名人」を導入した。
十割そばには、ぼそぼそして食感が悪いというイメージがあるが、この製麺機で打っためんは、言われなければそれとわからないほど弾力があり、つるつるしてのどごしのいい十割そばになった。
地元和島地域の人を対象にした試食会では、「甘みとうまみがいつものそばより段違いにおいしかった」、「ふのりでつないだそばより、かみ応えやのどの通りが違う」、「そば粉の香りが感じられる」などの声があり、好評。香りも高く、一度は試してみたい十割そばに仕上がっている。問い合わせは「道の駅 良寛の里わしま」(0258-41-8110)へ。