15日は日本海側や北日本で気温が上がって季節外れの暑さとなり、新潟県三条市で全国最高の32.5度を記録した。2番目に高かった沖縄県石垣市の31.6度をほぼ1度も上回った。次いで3位は沖縄県竹富町と新潟県長岡市の31.4度だった。
4月の三条市としては、1987年4月21日の30.5度を2.0度も上回り観測史上最高。32.5度を観測したのは午後2時27分だったが、午後3時には24.6度と約30分で一気に8度も下がって過ごしやすくなった。
本州で最高気温が30度以上の真夏日となったのはことし初めて。午前中は快晴で、昼前には日傘を差す人や半袖の人も目立った。
三条市を流れる五十嵐川の一新橋ー昭栄大橋間の右岸堤防にシバザクラの植栽や草刈りのボランティアを行うボランティア団体、一ノ木戸商店街朝草会(あさくさかい)」(山崎修会長)は15日の午後、堤防で草を刈るための刈払機(かりばらいき)のメンテナンスを行った。
刈払機は少しずつ買い足して今では24台に。4月29日の「昭和の日」に三条マルシェとあわせて五十嵐川芝桜まつりを開くのを前に草を刈る必要がある。その前に草刈をすることから、刈払機を外に出して並べ、エンジンの動作や替え刃の替けを確認したり、油を差したりした。
思いがけない暑さに上着を脱いで半袖になると人も。「急に気温が上がって体が慣れてないからね」と汗を光らせて驚いていた。朝草会は1993年(平成5)の発足で、18日に30周年を祝う会を開く。
16日の新潟の予報は曇りで予想最高気温は22度。15日よりはぐっと低くなるものの平年を上回る気温が続く。