4月20日(土)、21日(日)の2日間、三条ものづくり学校(新潟県三条市桜木町)で、ことしで6回目になる「工場蚤の市(こうばのみのいち)2024」が開かれ、燕三条地域の90以上の工場が参加してものづくりの魅力を作り手と対面して味わってもらう。
工場蚤の市は、燕三条地域を中心とした工場やクリエイターが出店者となり、見て、聞いて、買って、作って、食べて、楽しみながら燕三条の魅力を感じられる体験型イベント。
あと一歩で商品にならなかったものや工場の隅で眠っていたサンプル品の販売、使わなくなった道具などに手を加え、新しい価値を生み出したアップサイクル品の販売、ものづくりワークショップやキッチンカーの出店、個性あふれる展示など盛りだくさんの2日間になる。
メーンのマーケットは、体育館に燕三条地域の工場や職人、クリエイター自らが出店。一部、東京、神奈川からの出店もあり、2日間とも出店が47、20日だけの出店が6、21日だけの出店が1の計54の出店がある。
ワークショップは主に教室だった部屋が会場で、ハンドドリップ、ウッドバーニング、イラストレーター野田英世お絵かきジャーナル、ミニ四駆の組立、三条仏壇技法体験、さらにテントサウナ体験など、おとなも子どもも参加して見たくなるワークショップが見つかる多彩なメニューがそろう。
2日間とも3回ずつ、ものづくりトークも。来場者や出店者に県外での取り組みや県内で三条ものづくり学校がかかわった地域のものづくりの取り組みなどを紹介する。参加は無料。ほかにもフード&ドリンクの提供もあり、ゆっくりと楽しんで過ごせる。
今回は出店者から交流を深めてもらおうと、20日は午前10時から午後3時までで切り上げてあとは交流の時間に充て、21日は午前10時から午後4時まで開く。
ものづくりに特化してディープでマニアックなイベントだが、燕三条地域ではない県内からの来場が多く、県外からの来場も目立つのが特徴。昨年は少なめだったとはいえ、約4,000人が来場している。
2日間とも三条ものづくり学校の駐車場は利用できず、車で来場する人はパール金属株式会社の設ける臨時駐車場を利用する。そこから三条ものづくり学校まで無料のシャトルバスを20分間隔で運行する。入場無料。