大型連休前半最終日の29日、新潟県三条市で五十嵐川右岸側の地域、一ノ木戸商店街とパルム2を会場に今年度1回目の三条マルシェが「第一章芝桜と商店街のパレード」として開かれた。好天にも恵まれて1万5,476人(実行委員会発表)の来場者でにぎわった。
一ノ木戸商店街と平行する五十嵐川の土手を整備するボランティア団体「一ノ木戸商店街朝草会」(山崎修会長)の芝桜まつりとあわせて開かれた。堤防の川側の斜面には、朝草会が育ててピンクのシバザクラが帯のように咲きそろった。
三条マルシェには、歩行者天国にした一ノ木戸商店街とパルム2に食べ物・飲み物が34、雑貨・クラフトが14、PR他8の56店舗が出店。来場した市民は各店を回って気に入ったものを買い求め、道路上に並べたテーブルでイスに着いて青空の下でのんびり飲み食いして過ごした。
朝草会は土手の上にテントを張って豚汁やこんにゃく、菓子を販売。大鍋の豚汁は昼にアー完売した。土手下では三条マルシェの2Dの公式キャラクター「鍛冶ガール」の等身大パネルと一緒に記念写真を撮れるフォトスポットも設けた。音楽や踊りなど関連イベントも盛りだくさんだった。
三条市を舞台にした『DIY!!-どぅー・いっと・ゆあせるふ-』がアニメとドラマで放送された。なかでもさまざまな場面に登場した一ノ木戸商店街は、『DIY!!』のファンが集うファンベースもあり、『DIY!!』の聖地となっている。
そのファンたちが構想を含めて約2カ月かけて製作した、神殿の代わりにドラマの「DIY!!」に登場するツリーハウスの模型を手作りし、それを載せたみこしを完成させた。三条マルシェでは約20人のファンが集まってそのみこしを担いで土手の一ノ木戸商店街を練り歩いた。
途中からそれに三条凧(いか)協会(須藤謙一会長)の三条六角巻凧のパレードが続いて盛り上げた。そんな熱いファンのために、一ノ木戸商店街に移設されたばかりの「DIY!!」のドラマで使われた「DIY部部室セット」の内部を公開して自分がドラマの中に入り込んだような感覚を味わってもらった。
さらに一ノ木戸商店街の西端にある神明宮で行われている春季例大祭に伴うみこしも土手と一ノ木戸商店街を渡御。目の離せない見どころいっぱいの三条マルシェだった。