「みどりの日」だった4日の新潟県三条市は27.8度まで気温が上がる夏の暑さだった。
日中はほとんど雲がなく、快晴が続いた。夕方は北寄りの風が強まったが、夜には収まった。
新潟県燕市八王寺、真宗仏光寺派安了寺(松島孝夫住職)にある県指定天然記念物「八王寺の白藤」は、まさに満開を迎えた。
東西30メートル、南北20メートルもある棚いっぱいに枝を広げた推定樹齢300年のフジの枝から滝のように下がる白い花房は圧巻だ。
4日、日中は花見客で大にぎわいだったと思われるが、夜になるとちょうちんのあかりでぼんやりと赤く染まった白藤も幻想的。夜桜ならぬ夜藤の花見客に切れ目はなく、水が入った田んぼからカエルの大合唱を聞きながら、離れた場所からもフジが咲いていることを知ることができるほど強烈な甘い花の香を放っている。
5日も新潟の予報は晴れで、予想最高気温は27度と夏の暑さが続く。