14日を宵宮、15日を本祭とする新潟県三条市・八幡宮(藤崎重康宮司)の春季例大祭、通称「三条祭り」を前に大名行列が通る目抜き通りの三条中央商店街ではあちこちで紅白幕を下げる作業が行われ、見た目にも祭りモードに切り替わった。
三条祭りでは15日、午後0時45分に八幡宮を出発した大名行列が中央商店街を進む。その数日前から紅白幕を下げているところがあった。
宵宮が翌日に迫った13日は、夕方になるとあちこちで紅白幕を下げる作業が行われた。はしごを立ててアーケードの縁や建物のひさしの先に取り付けた。
作業を続けるうちに自然と祭り気分で笑顔になる。設置が終わると「よし、祭りが来たね」。「昔は歩道の草を取ったり、水を流したりしてきれいにしたもの」と思い出して懐かしむ人もいた。
八幡宮の参道の露店は公道なのでまだ出店はないが、境内は一足早く露店が並び、昨年から復活したお化け屋敷はことしも健在。13日は雨で境内に水たまりができていたが、新潟の予報は14日は晴れ、15日は晴れのち時々くもり。雨の心配は必要なく、絶好の祭り日和となりそうだ。