三条祭りの大名行列に初めて女性が参加 (2024.5.14)

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1822年(文政5)から受け継がれているとされる10万石の格式を誇る「大名行列」をハイライトに新潟県三条市で14日、15日と八幡宮(藤崎重康宮司)の春季例大祭、通称「三条まつり」が行われる。

11日夜の三条道祖神会(左)と八幡宮囃子方組合のけいこ
11日夜の三条道祖神会(左)と八幡宮囃子方組合のけいこ

内容は例年降り。14日の宵宮祭で幕を開け、15日は午前10時から八幡宮大祭の神事、境内で三条傘鉾振興会主催の三条まつり傘鉾(かさぼこ)コンクール。午後0時45分に大名行列が八幡宮を出発し、5時から境内での舞い込みへと続く。舞い込みに参加する人は白足袋を着用する。

三条祭りの大名行列は、全体を支える三条祭り若衆会をはじめ、先箱や長柄を持って行列を先導する三条先供組合、てんぐ役を拝命する三条道祖神会、はやしを演奏する八幡宮囃子方組合、三条傘鉾コンクールを主催する三条傘鉾振興会、行列参加者に着物を着付ける着付け方などが担っている。

八幡宮囃子方組合はことし初めて女性が行列に参加する。女性は宵宮には参加していたが、女人禁制ということなのか、大名行列には女性は参加できないのが習わしだった。

総代が囃子方の女性にかっこいいなどと話したところ、女性から昔からのあこがれだったという言葉が返ったことに感銘して女性に参加してもらうことになった。

当日は約40人の囃子方が参加するが、うち10人ほどを女性が締めるという。各団体ともそれぞれにけいこを重ね、いよいよ本番を迎える。

11日行われた三条市歴史民俗産業資料館の「三条八幡宮へ夜さんぽ」

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