タケノコの産地で知られる新潟県田上町にある「道の駅たがみ」(馬場大輔駅長・原ヶ崎新田)は16日、昨年に続いて田上のタケノコでメンマを作るプロジェクトをスタートした。昨年はタケノコの裏年で初挑戦だったこともあり、100キロを生産したが、表年のことしはその10倍、1トンの生産を目指している。
20日までメンマ作りの仕込みを行いう。5トンのタケノコを仕入れ、不要な部分を取り除いて1トンのメンマを作る計画だ。
16日は地元のタケノコ栽培農家が371キロのモウソウチクのタケノコを加工場に持ち込んだ。長さ2メートルに前後に伸びたタケノコを硬い下から50センチの部分まで残して切り取って収穫した。
道の駅のスタッフや地域興おこし協力隊など10人ほどで加工作業。皮をむいてから包丁で縦に割き、節とその下側の硬い部分を包丁で切って取り除いた。
それを部位によって30分から1時間、ゆでたらひと肌まで冷まし、塩漬けに。初日は水出しして重石を載せたら、2カ月後にはメンマが完成する。
新潟県田上町の特産のタケノコをPRしていこうと2年前から竹林を生かしたアートプロジェクト「たがみバンブーブー」に取り組み、大きな注目を集めている。
「田上がタケノコの町というイメージをもってめんまに関心を持ってくれたのが良くわかった」と馬場駅長。「地元の中学生さんといろんな企画をやっていて、その辺のアイディアをもとに何かできてもおもしろいかなと思っている」と新たな展開にも期待している。