新潟県燕市で18日を宵宮、19日を大祭とする戸隠神社(星野和彦宮司)の春季祭礼が始まった。祭りを華やかに彩る万灯を繰り出す木場小路万灯組と横町万灯保存会のうち、木場小路万灯組は18日午後2時から出陣式を行った。
万灯は、山車(だし)の中央に灯ろうを載せ、てっぺんから色紙を折って作った花で飾ったタケ数十本を傘のように垂らしたもの。木場小路万灯組では「お玉」と呼ぶ女の子が2日間にわたり門付けや街頭で「伊勢音頭」にのって踊りを披露する。
星野宮司は「どうか健康管理には十分にご留意をいただき、2日間、大いに燕のまちを盛り上げていただきたい」と願った。
一方、横町万灯保存会は午後4時から出陣式を行い、木場小路万灯組は4時20分に宿に集合してからそれぞれの万灯がスタートする。また、獅子舞パフォーマンスを披露する上横町神楽保存会は午後5時半に中央通1から門付けに出発する。