プロ野球・東京ヤクルトスワローズと連携交流事業を続ける新潟県燕市は18日、その一環のスワローズ・ライスファームプロジェクトの田植えを行い、スワローズ元監督の真中満さん(53)とスワローズファンが苗の手植えに汗を流した。
スワローズのマスコットキャラクター「つば九郎」が毎年、参加しているが、昨年に続いて真中さんが代打で参加。燕市役所南側の「スワローズ・ライスファーム」と名付けた田んぼで田植えした。
遠くは東京、富山、福島、埼玉などから69人のスワローズファンが参加。スワローズグッズを身に付けるどころか、つば九郎のぬいぐるみを抱いたまま田植えするつわものもいた。
真中さんは2年目の参加なので慣れたもの。「人生と一緒だから。足元に気をつけて」と口も滑らかで、ファンからの応援歌の合唱に「植えろ、植えろ、真中!」の声援に背中を押されていた。
参加者の苗がなくなると真中さんが苗の束を投げてもらって受け取る苗のキャッチボールもあり、ファンも真中さんとの交流に大満足だった。
開会式で鈴木力市長は、ことしはスワローズ球団設立55年でつば九郎35年、その妹つばみ25年の記念の年であり、「スワローズのセリーグ優勝、日本一奪還に向けて頑張ってほしい」と期待した。
秋には稲刈りも参加者を募って行い、収穫した米は球団へも届ける。この日は午後1時から燕市役所でステージイベントと真中さんのトークショーを行い、つばみとスワローズダンスチームの「Passion」のメンバー2人も出演する。
また、燕市役所で午後3時までツバメルシェも開かれている。