県内有数の紅葉スポット、新潟県弥彦村の弥彦公園。紅葉をライトアップする常設の照明で新緑も照らして新たな弥彦の魅力を発信しようと、18日から6月23日まで新緑ライトアップが行われており、ことしは新たに竹あかりもお目見えした。
新緑ライトアップは2年前から一般社団法人弥彦観光協会(河村信之会長)が実施しており3年目。もみじ谷を中心に設置されている照明を期間中毎日、午後6時半から9時まで店頭している。
ことしは新たに竹あかりがお目見え。約50本を設置し、期間中の土、日曜限定で午後7時から8時半まで点灯する。
竹あかりは武石明さん(85)=弥彦村麓=が製作した。2年前に阿賀野市の温泉旅館に設置されていた竹あかりに感動し、自分でも製作を始めた。電動ドリルでたくさん丸い穴を開け、中に仕込んだLEDが穴から光を放つ。
丸だけでなく手作業で好きな形に穴を開ける。作品には必ず太陽と月が並んだデザインがある。それは名前の「明」で、いわば武石さんのサイン代わりだ。
これまで150本ほど製作して親せきや知人にプレゼントしている。今回は知り合いの村職員からの勧めもあって竹あかりを提供。期間中、新たに製作した竹あかりも追加していく。
初日21日は点灯式を行い、本間芳之村長、竹石さん、弥彦村マスコットキャラクターのミコぴょん、居合わせた家族らが点灯スイッチを押した。
本間村長は「昼もいいが、夕方から夜にかけて弥彦公園の魅力を皆さんに発信していきたい」と話した。武石さんは自身の竹あかりが弥彦公園で輝くようすに「いいですね。うれしいですね」とにっこりだった。