18日から22日まで4日間にわたって行われた新潟県加茂市・青海神社の春季例大祭、別名「加茂祭り」は最終日の22日、太々(だいだい)神楽が奉納され、5年ぶりに稚児が舞った。
午後から青海神社神楽殿で太々神楽が奉納され、13の演目を舞った。ことしの加茂祭りは天気にも恵まれてたくさんの人出でにぎわったが、22日は一転してふだんの落ち着きを取り戻した。
終日、五月晴れでさわやかな渡る風に揺れる新緑が輝いた。訪れた人は華やかな衣をまとって舞うみやびやかな神楽を時間を忘れて見物していた。
新型ウイルス感染拡大で加茂祭りは中止になり、昨年は太々神楽も含めて復活したが、稚児舞は見送っており、今回は5年ぶりに稚児が待った。
稚児の演目は「花剣の舞」と「扇の舞」の2つ。それぞれ4人の小学生の女の子が稚児衣装を着て舞った。4月からけいこを重ねた成果を披露し、舞台を降りると関係者に「よくできたよ」とほめられてにっこりだった。