「てまりの湯」で意識を失った男性を利用客2人と職員が連携して救命 (2024.5.22)

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燕・弥彦総合事務組合(管理者・鈴木力燕市長)は22日、日帰り温泉「道の駅国上 てまりの湯」(燕市長辰)で意識を失った利用客の人命救助に貢献した2人の利用客と同施設に鈴木力市長から感謝状を贈った。

左から「てまりの湯」の水野支配人ら3人の職員、鈴木市長、柳川さん、五十嵐さん
左から「てまりの湯」の水野支配人ら3人の職員、鈴木市長、柳川さん、五十嵐さん

感謝状を受けたのは、五十嵐美博(いからし よしひろ)さん)(48)=新潟市西蒲区=と柳川光宏(やながわ みつひろ)さん(52)=弥彦村=。

3月10日午後2時半ごろ、五十嵐さんは「てまりの湯」で入浴中、一緒に湯船につかっていた利用客の男性が、頭を前に沈めるような動きをする異常な状態に気づいた。

五十嵐さん
五十嵐さん

男性に大丈夫かと声をかけると大丈夫との答えたが、その動作を5、6回、繰り返してから男性はそのまま湯の中に潜っていった。五十嵐さんは近くにいた柳川さんと協力して男性を浴槽から引き揚げた。

一方で施設職員へ連絡し、駆け付けた職員が心肺停止状態を確認。119番通報し、胸骨圧迫、人工呼吸を行い、AEDは使わなかった。

柳川さんは男性に寄り添い、職員の指示のもとで声かけや心肺蘇生の補助にあたるなど、連携して救命処置に尽力した。男性は救急隊到着前に意識が回復し、救急車で医療機関へ搬送された。しばらく入院したがすでに退院している。

柳川さん
柳川さん

「てまりの湯」は定期的に救急講習を受講している。職員の技術をもった的確な処置、五十嵐さんと柳川さんの勇気ある行動が救命につながり、これらの功績に敬意を表して感謝状を贈った。

五十嵐さんは「こういう現場にたまたま出くわしただけ。命が助かったことがまず第一なのでよかった」、柳川さんは「また同じような状況になれば、同じ行動をとる。何もなければそれに越したことはないが、こういった状況を見て放っておけない」と振り返った。

水野支配人
水野支配人

「てまりの湯」で対応した職員は感謝状を受けたことに「とても光栄なこと。いっそう安心安全に利用いただる施設にしたい」、水野裕美支配人は「利用客と職員の皆さんが連携して1人の命を助けてもらったことを、すごく支配人として誇りに思っている」と話した。

若林純一消防長は「ひとりで対応できない場合はまわりに声をかけて助けを呼ぶかけて足りないことを補ってもらうのが大事」、鈴木市長は「勇気ある行動、適切な処置で命が救われた行動は本当にすばらしい」と称賛した。


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