新潟県三条市は23日、子ども記者の任命状交付式を行い、滝沢亮市長から9人の小学生に任命状を手渡した。8回ほどの編集会議を行って9月と来年1月に「子ども広報」を発行する。
毎年、小学校4年生以上の子ども記者を募集して、小学生ならではの視点で取材した記事でA4判見開き4ページの「子ども広報」を制作、発行。学校を通じて市内すべての小学生に配布し、保育施設や公共施設に設置してフリーペーパーのように自由に持ち帰ってもらっている。昨年度は9月の秋号で三条の道具、1月の冬号でユニバーサルスポーツをテーマに編集した。
ことしの子ども記者はちょうど10期生。市内6校の9人で、初めて参加が5人、2年目が3人、3年目が1人の内訳。自己紹介では、「たくさん三条のことを知って三条名人になりたい」や「ことしで3回目の最後の年なので頑張りたい」、「大きなことに挑戦したかった」、「去年もいろんな場所を取材しておもしろかったので」と参加の動機や抱負を話した。
滝沢市長が「この取り組みはちょうど10回目になり、皆さんの大先輩には三条市役所で働いている人もいる」と紹介。「わたしも皆さんの活躍に負けないように三条のいいところを知って。外に伝えていきたい」と話し、子ども記者に期待した。