タケノコ産地の新潟県田上町で、パンにタケノコをはさんだそのものずばりの「たけのこサンド」が誕生した。「道の駅たがみ」(馬場大輔駅長・田上町原ケ崎新田)が開発、6月1日に発売するもので、「旬を過ぎても手軽にタケノコを味わってほしい」と利用を呼びかける。
さくさくとかみ切れるように縦にスライスした水煮したタケノコを3切れを揚げ、しょうゆベースのたれにくぐらせる。あとはサニーレタスかグリーンリーフと合わせて縦に切れ目を入れたコッペパンにはさめばできあがりだ。
税込み390円売。希望すれば、無料で田上産のウメから作った梅干しをつぶしてマヨネーズとあえた「梅マヨ」を無料でトッピングする。
タケノコとパンという組み合わせは味を想像しにくいが、食べて見ればびっくり。絶妙なたれの味付けに多くの人が驚くはずで、揚げたては格別。一度は試してみたい。
田上産のタケノコをPRしようにも、タケノコは旬の期間が短い。1年を通してタケノコを身近に感じてほしいと、タケノコを使ったメニューを考えた。
そもそもはトルコ名物で、柏崎市米山のご当地グルメとなっているサバサンドもヒントになった。焼きたてのサバをサンドイッチにしたスタイルは当初は物珍しさで人気を集めたが、今ではすっかり定着している。
たけのこサンドも定番メニューになることに期待。馬場駅長は「忙しくて時間がない人にも移動中に片手でさくっと食べてほしい。年間を通して提供できるようにしていきたい」と話している。
今シーズンはタケノコの在庫がある限り販売する。問い合わせは「道の駅たがみ」(0256-47-0661)へ。