「日本のおもてなしを世界のOMOTENASHIへ」が合い言葉の「OMOTENASHI NIPPON実行委員会」は、日本の優れた商品、サービスを発掘、認定し、国内外に発信するプログラム「OMOTENASHI Selection(おもてなしセレクション)」の2024年度第1期受賞150対象(うち金賞37対象、特別賞全5部門6対象)を4日、発表した。「最高金賞」の5対象のひとつにアウトドアブランド「村の鍛冶屋」(株式会社山谷産業・新潟県三条市)の「名栗 三徳包丁」が選ばれた。
「名栗 三徳包丁」は、山谷産業が三条市内10km圏内の園芸用品製造のカネコ総業株式会社、包丁メーカーの株式会社タダフサ、パッケージ印刷のトキワ印刷と力を結集し、製造から販売まで行っている。
刃のSLD鋼はさびにくく、長く切れ味を保持する。表面は食材がくっつきにくい梨地加工で仕上げ、高級感あふれる使用感を体験できる。柄は伝統的な名栗加工を施し、手にしっくりなじむ凸凹を施した。包装される箱にも名栗の凹凸模様が印刷し、贈答品にも向いている。インターネットショップ「村の鍛冶屋」での販売価格は22,000円。
2024年1期は、インバウンド再起からの旅行需要と円安により、訪日観光客が大幅に増加。日本の企業・事業者には自社商品やサービスをあらためてグローバル目線で考える機会となり、多くのエントリーがあって創設以来、最多の日本全国から150対象が受賞した。
特に評価の高かった対象に贈られる「最高金賞」は、「名栗 三徳包丁」のほか、亀甲萬本店(キッコーマン食品株式会社)の「亀甲萬本店御用蔵シリーズ」、サラウンディング株式会社の「石川県産ブランド果実ジャム」、株式会社純情米いわての「純情米いわて岩手県産キュー ブ米 3種」、COETECOの「KiSEKI『ウッドグラス』」の5対象に決まった。