ことし3月の全国高校選抜大会のボクシング男子ウエルター級で全国初出場で初優勝した新潟県燕市出身の増田龍杜(りゅうと)さん(17)=開志学園3年=が6日、鈴木力燕市長を表敬訪問した。
増田さんは小学校1年生から6年生までSAI-GYM(燕市吉田東町)でキックボクシングに通った。中学からバスケットボールを始めて帝京長岡中学校、帝京長岡高校に進学した。
高校2年でボクシングの道へ進みたいと開志学園へ。キックボクシングとボクシングはまったく別の競技で、一からボクシングをたたき込まれた。
今回はボクシングを始めてわずか1年での全国制覇。初戦であたった強い選手に勝ったことで波に乗り、勝つたびに力をつけながら相手を圧倒して頂点に立った。
開志学園の 野村孝志先生も優勝するとは思っていなかったが、バスケットボールで培った体の伸び代があった。夢は高校卒業してプロへ進むことだが、進路はまだ検討中だ。
次はことし8月に佐賀で開かれるインターハイに出場するため、まずは来週の北信越大会で2位以内を目指す。
鈴木市長は「さらに高みを目指して頑張ってください。インターハイ優勝したらまたぜひ報告に来てください」と活躍に期待した。
増田さんはシャドーボクシングも披露し、「インターハイでは選抜よりもまわりから安心して見てもらえるように圧倒的な試合で1試合1試合、頑張って優勝したい」と話した。
今も吉田東町の自宅から学校に通う。2021年にも兄がボクシングで全国制覇している。父は柔道。