新潟名物の笹(ささ)団子は、ササの葉も潤沢に手に入る今が旬。三条市下田地区の「道の駅 漢学の里 しただ」(渡辺梨絵駅長・庭月)は9日(日)、「ごんぼっ葉笹団子祭り」を開き、ヨモギに代えて「ごんぽっ葉」と呼ぶオヤマボクチを使った下田地区ならではのもちもち笹団子の対面販売を行った。
下田地区で笹団子を作る「仁右衛門」、「ふーど工房 ゆうこ」、「みどりフーズ」、「森の工房 くま」、それに「道の駅 漢学の里しただ」5つの生産者が出店。テントの下でいずれも1個160円の統一価格で笹団子を対面販売した。毎年、笹団子祭りを開いているが、対面販売は新型ウイルス感染拡大後、初めてだった。
午前10時の販売開始には各店の前に行列ができた。生産者が異なる5種類の笹団子をまとめて買うことができ、「一度、笹団子の食べ比べをしてみたかったので、食べるのが楽しみ」と全店で少しずつ笹団子を買い求める人もいて販売は絶好調だった。
あわせて、よそこい演舞、近隣の道の駅の出店、ふわふわドームなどもあり、好天に恵まれてにぎわった。