4日から10日までの「歯と口の健康週間」新潟県三条市と三条市内の歯科医師でつくる一般社団法人三条市歯科医師会(渡辺和宏会長・会員約70人)は9日、三条市総合福祉センターで「歯と口の健康フェスティバル」を開き、高齢者にもターゲートを広げて新たな試みに取り組み、約100人が来場した。
「歯の衛生週間」にあわせた毎年恒例の事業。これまでの内容は歯科相談とフッ素塗布くらいだったが、ことしは大幅に内容を拡充した。
初めて三条看護・医療・歯科衛生専門学校の歯科衛生士学科と医療事務学科の生徒と先生が参加した。先の学園祭でも行った歯面清掃、歯ブラシキャップのデコレーション、調剤体験を行い、子どもたちに大人気。輪投げ、ボール投げ、魚釣りの縁日コーナーも設けた。
新型ウイルスの感染拡大中は休み、昨年から再開した。再開にあたり新しい取り組みをと、これまでは主に子どもを対象にしていたが、ことしは高齢者にも対象を拡大した。
健口教育クイズ、カルシウム摂取の啓蒙、握力測定、民間による歯みがきの試供品提供、入れ歯安定剤や歯ブラシの紹介も行った。
周知が足りなかったのか、高齢者の来場はほとんどなく、来場者もこれまでと大差なかった。さっそく来年は高齢者にも届くPRを考えなければと話していた。