新潟県田上町の「道の駅たがみ」(馬場大輔駅長)は、昨年に続いて加茂市・新潟県立加茂農林高校の生徒が田上町で飼育した越後豚のブランド「加茂農林高校ポーク」を12日、販売開始した。ことしも5頭分、約350kgを出荷し、販売期間は2週間ほどになる見込みだ。
加茂農林高校では、生産技術科動物コースの生徒が高校の川船農場(田上町)の豚舎で豚を飼育している。田上の自然のなかでのびのびと育った豚は、うま味のある締まった肉質が特徴という。
昨年、初めてブランド化して「道の駅たがみ」で販売し、好評だったことから、ことしも販売している。価格は100グラムで豚小間切れが税込み158円から豚ヒレブロック250円まで。すべての部位の7種類ほどあり、業者に委託してパックにして販売している。
商品ラベルも昨年、作ったものを張っている。デザイン会社似に委託した緑のブランドシールには、豚のイラストに「加茂農林高校の豚」、「道の駅たがみ認定」とある。
娘の友だちが加茂農林高校に通っていて、おいしいからと勧められて来駅した女性は、「娘と年が同じなので協力してあげたいと思って」と言い、「小間切れは肉じゃがで、ばらは肉巻かしゃぶしゃぶサラダってとこでしょうか」と味わうのは楽しみにしていた。
初日12日は、生産技術科動物コースの3年生3人が「道の駅たがみ」で売り子役を務めた。3年生瀬戸陽菜さん(17)は少し複雑な部分はあるけど味とかも楽しんでほしい」と話していた。売り切れたら7月にも再度、販売したい考えだ。